旦那と金銭感覚が合わない!価値観を一致させた方法~我が家の場合~
私たちは性格が正反対
私たち夫婦は好きなものや嫌いなものがほとんど正反対。
食べ物の好みから音楽の趣味、行動パターンまで本当に何から何まで逆です。
でも好きなものが合わないからといって決して気が合わないわけではなく、あなたはあなた、自分は自分、とお互いの意見を認め合うことでお互いに尊重しあうことが出来ていました。
しかし金銭感覚だけは別!
一緒に生活するにあたって金銭感覚を一致させることはかなり大切ですよね。
お金の問題は離婚問題に発展しかねませんから・・。
お金の管理が得意な方がお財布を握り、家計を任せればうまくいくのかなと思います。私の周りは奥さんが財布の紐を握り、旦那さんのほうは不自由しつつもうまくやっているケースが多かったです。
旦那は貯金がなくても全然平気なタイプ。
手元のお金が無くなるまで遊びにいくし、買うものは高くても日本製のものを選びます。しかもグレードは一番いいやつを選んじゃう。
日本企業にお金を落とすのはいいことです。
私だって日本企業は応援したい。
お金があればね!!!
身の丈にあわないものを買ってきては
「まだマネコの貯金があるじゃん」
と他人のお金をあてにする始末。
これはマズイ。
もう少しお金に危機感をもって身の丈に合った生活をしてもらわないと破たんする!
何としてでも私がお財布を握らなくては!
最初はそう思いました。
でも、もし私が家計を管理したらどうなるんだろう?
私は貯金がないと不安になってしまうタイプ。そしてお金を使うことに罪悪感を感じてしまうタイプです。だからあまり楽しみのためにパーっと使うことができないんですよね。そして、お金がないことにイライラしてしまいます。
夫は楽観的でおおらかなので、困ったことになっても取り乱したり焦ったりしません。
そうでした、こういうところが夫の長所でもあるんでした。だから正反対の性格だけど結婚したいと思ったんでした。
当たり前ですが、なんだかんだでお互いに長所と短所があります。
夫:お金に対して危機感がない
でもお金がなくても取り乱したり悲観的にならない。
そして、楽しみの為にお金を使うことができる。
私:無駄遣いをしたりお金がないとイライラして怒りっぽくなる。
でもお金があっても浪費せず、しっかり貯金できる。
この際分業しよう
一体何が問題なのかを落ち着いて考えてみると、答えが見つかりました。
そうだ分担すればいいんだ!
どちらかがすべてを管理する必要なんてない。正反対の性格だから、補いあえばいいんだ。
夫は結構頑固者。
いくら他人が忠告したところで、自分自身が納得するまでは絶対聞き入れません。
でも、納得すれば態度を改めることができる人です。例えば
うちの夫に「ほらね」はNGワードです!!
つまり実際経験してみることが必要、そして口出ししないことが大事なのです。
ということでやってもらおう!!!!
夫のだいたいの手取りから毎月の生活費やローン諸々を支払うとおそらく2~3万残ればいい方だと思います。
でも冠婚葬祭などの臨時の支出やレシートの出ない支出など不明瞭なふわっとした支出でマイナスになる月もあるでしょう。
そこで夫の収入から貯金に回すことは諦めました。
夫の任務は、
自分の収入の中で生活費をやりくりし残高をゼロにしないようにキープする。(逆にゼロにさえならなければ何にいくら使ってもよい。)
です。
やりくりといっても、食費と消耗品については私が定額もらってその中でやりくりしています。じゃあやりくりって何だ!?ということですが、ようは支出を把握してほしいんですよね。
生活するのにお金かかるんだぞ、っていう実感を。
電気や水道などのお金は現金払いで、支払いは夫が担当。これによって、一生懸命働いて稼いだお金を使っていることを実感してもらいました。
そうはいっても、あるだけ使ってしまう旦那の心に響くのか疑問ですよね・・・。
だからペナルティを設けることに。
残高がゼロになったら私がすべてを管理する。小遣い以外一切渡さない。絶対に。永遠に。(重い)
ちょっと厳しいかもしれませんが、小遣い以外一切もらえないのより、残高さえゼロにしなければある程度自由にできるならそっちの方がいいですよね。
私の担当は貯金。私が働いて稼いだお金は全額貯金。夫には一切触らせない。
もちろん私が勝手に使用することも禁止。
夫からは食費と消耗品費、小遣い以外はいただかない。
お金が足りなくなったら夫に頭を下げて理由を説明せねばならないので無駄使いをすることもありません。
これならある程度の貯金は確保できますから、貯金がなければ不安な私も安心できます。細かい支出を管理しないので、「無駄遣いばかりして」と夫に息苦しい思いをさせてしまうこともありません。
ただ、夫が私を恐れるあまり(笑)借金でもして帰ってくると大変なので、通帳は毎月確認しています。そして私も食費と消耗品費の内訳を夫に報告します。
この習慣ができてから夫婦で家計簿をチェックし、話し合うようになりました。
分業にして変わったこと
この制度を導入してから3年がたちました。
お互いに変わったことが沢山あります。
何でもすぐ買おうとしていた夫の口から、「まだ必要ないんじゃない?」「高いからやめとこう」と言う言葉が…!
国内ブランドに拘り、DOCOMOのXperiaしか持たなかった夫が格安SIMスマホに!!←(節約効果大)
そして夫はお金の相談を真面目にしてくれるようになりました。
今では何か買うときは、今本当に必要か、値段は妥当か話し合うようになりましたし、
ボーナスの使い道や各々の取り分、貯蓄額などは夫婦で会議して決めるようになりました。
月々の支出を把握してくれているので「今月は電気代が高かったね。何でだろう?」と考えてくれるように。
ボーナスも最初はパーっと使おうぜ!
みたいに言っていたのですが、直後に洗濯機が壊れたり、車検があったり、子供にお金がかかったりしたのを経験したので、それ以降貯金に協力的に。
夫とお金の苦労を分かち合える、これだけのことで私はすごく心が軽くなりました。
お金がないことが不安というよりは、お金がないという悩みを一人で抱えているから不安だったんですね。
お互いが現状を把握して話し合うことで、一方通行だったただのケンカが、実りある話し合いへと変化したのです。月日が経つうちに、お互いに譲り合い、柔軟に対応することも出来るようになりました。
ただ、最近は財布のひもが固すぎることもたまにあり…。
へそくりをする世の中の旦那さんの気持ちがちょっとわかったマネコでした。
※我が家は洋服は小遣いから支出、下着は家計から支出というルールがある