子育てマネコの節約ノート

イラストレーターマネコの子育てと節約ブログ

【息子がクループ症候群になりました】夜間病院行く?行かない?

息子1歳0か月、ついに人生で初めての風邪を引きました。

このところ急激に寒くなり、寝相の悪い息子は布団を蹴飛ばして寝ていたため冷えてしまったのかもしれません・・・。

0歳児である昨年の冬はまったく風邪を引かなかったので母体から得られる免疫力ってやっぱりすごいんですね。

 

風邪の始まり

 

さて、風邪といえば「大したことない」イメージがありますよね。

「大丈夫、大丈夫、ただの風邪だから」

誰でも一度はこのセリフを口にしたことがあるのではないでしょうか。

 

息子の風邪はほんの軽い、コンコンという咳と時々すする程度の鼻水から始まりました。

 

おや、ついに風邪かな?こうして免疫は作られていくんだ。強くなれ息子よ。・・・などと呑気に考えていた私。

 

しかし翌日、

 

 

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ん・・・熱ある!!!!

 

 

ホームケアか医療機関を受診か?

 

風邪の初期症状で病院を受診するのってためらわれますよね。

 

両親からも「風邪を治す薬なんてないんだから、病院なんて行っても違う病気を貰ってくるだけ!」なんて言われました。まぁ、行って解熱剤貰うだけなら行っても意味ないよな・・・と思い、しばらく様子をみることに。

 

育児書の病気のページをペラペラと何度もめくり、風邪でのホームケアについて調べ、風邪だとしたらホームケアで対処すべきなのかも、と思いつつも放っておいて肺炎にでもなったらどうしよう?という思いが頭をかすめました。受診するかどうか迷いましたが、熱が下がる様子がなかったため病院を受診することに。

 

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やはり風邪だった。

良かった、やっぱりただの風邪だった。安心した。そんな思いの一方で、この程度で受診して本当によかったのだろうか?迷惑でなかっただろうか?という疑問が・・・。

 

「ただの風邪症状で受診する時の目安があれば教えてほしいんですが・・・」

 

「熱があるだけで元気もあり、食欲もあるなら受診の必要はありません。しかし今回のように明確に症状が出ていて尚且つ熱もある場合は薬を処方して様子を見ますから受診して大丈夫です。明日になっても熱が下がらなければ再受診してください。」

 

かかりつけのお医者さんにはこのように言われました。ふむふむ、なるほど。なるほど。

 

この日は痰切のお薬を4日分いただいて帰りました。

 

一向に良くならない症状

 

2日目、3日目とお薬を飲みましたが症状が一向に良くなりません。それどころか症状はドンドン酷くなっていきます。

鼻水は常にダラダラ。咳は軽いコンコンという咳から淡が絡んだようなゴンゴンという湿った咳へ変化していました。

 

おかしいな・・・熱は下がったけど・・咳と鼻水がちっとも良くならない。

 

風邪なんて2~3日寝とけばかなり楽になるようなイメージでしたが、息子の症状は悪くなるばかり。

薬が上手に飲めなかったのでそのせいかもしれません。薬も残り僅かだったので、明日もう一度受診しよう・・・ゴンゴンと咳をしながらもご機嫌にチョロチョロ動き回っている息子を寝かしつけました。

 

しかし

 

 

突然のクループ症候群

 

息子の寝ている寝室からケーンケンケン!!!!!」というような掠れた咳が聞こえてきました。

 

アザラシの鳴き声のような掠れた咳です。今までの咳とは明らかに違う咳です。15分~20分おきに繰り返し、眠れない様子でした。縦抱きにすると眠れるようですが、布団におろすと咳が止まらなくなります。

 

昼間何度もめくった育児書のページが頭に浮かびました。

もしかしてクループ症候群では!?

 

クループ症候群(急性喉頭炎)とは、喉の奥の喉頭部分に炎症が起こり、炎症によって気道が狭められ、呼吸がしにくくなる症状です。特徴はケーンケーンという犬の鳴き声やアオッアオッといったアザラシの鳴き声のような咳が出ること。ウイルス性のことがほとんどだそうですが、細菌性の場合もあり、その場合は急速に症状が悪化するため、大至急治療が必要になります。

 

育児書には「特徴的な咳が出たら早めに医療機関を受診しましょう」と書いてありました。

 

時間は夜の9時。病院は当然閉まっています。

夜間病院へ行くべきか?明日まで様子を見るべきか?

 

「夜間病院や救急などはよほど症状が悪いときにしか使ってはいけない」という常識が私を迷わせました。息子の状態が、その「よほど悪いとき」に該当するかどうか判断できなかったのです。

 

夫は朝まで様子を見てみようと判断したようですが、私は不安で何度も育児書のページをいったりきたり。クループ症候群だった場合深刻度は高く、放っておくと命に関わる可能性があると記載されていました。もし、朝まで放っておいて大変なことになってしまったらどうしよう!!

 

そうだ、#8000に電話しよう。

 

小さなお子さんをお持ちの方ならご存知の方が多いと思います。

 

#8000(小児救急でんわ相談)とは、夜間や休日などに子供が病気やケガをした際、どう対処したらよいのか、病院の受診が必要か否かなど、小児科医師や看護師などが相談に乗ってくれる電話相談窓口です。

 

急いで#8000に相談したものの・・・

「現在お電話が込み合っております。そのままお待ちいただくか、もう一度時間を空けておかけ直しください」

 

えぇ~!?時間を空けて!?大丈夫なの!?もうこれ行った方がいいんじゃないの!?

 

プチパニックに陥った私。その時ハッと思い出しました。私の友人、山田の子供も小さい頃にクループ症候群になったことがあると。

急いで山田に電話!!

 

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山田の答えを聞いて私の不安は焦りに変わりました。しかし夫は「#8000の意見を聞いてから」と動く気なし。山田の回答で病院行きを決意していた私は無性にイライラしつつ再度#8000に電話しました。(今度はストレートにつながりました)

 

「炎症が起きている可能性が考えられますので、早めの受診をお勧めします。お住いの市区町村の当番病院をお伝えしますのでメモのご用意をお願いいたします。」

 

やっぱり!!!!

 

保険証と母子手帳を握りしめて病院へ向かいました。診断はやはりクループ症候群。

まだ症状が軽いうちだったので、吸入と飲み薬の処置で大丈夫でした。

クループ症候群は再発する可能性があるとのこと。今後のことを考えて、 医師に夜間病院を受診する目安を確認しました。

 

・呼吸がケンケン言っていたとしても、眠れるようなら急いで受診する必要はなし。咳が苦しく眠れないようであれば夜中でも受診

・呼吸の後、ヒューヒュー言っていたり、ゼーゼー言う場合は呼吸困難に陥る可能性があるため大至急受診

 

・・・とのことでした。

(あくまで息子を診察した医師の判断です。その子の月齢、年齢、病歴などにより判断基準が変わってくると思いますので、参考程度にお願いします)

 

救急病院は必要な人のためにある

 

救急車や救急病院は本当に必要な人のためにあります。コンビニ受診なんて言葉がありますが、軽度の症状で気軽に受診してはいけないと思います。

 

しかし、私たちは医師ではないので、それが本当に「大したことがないのかどうか」判断できません。大人にとっては何てことのない症状だったとしても、小さな子供にとってはそうではない可能性もあります。

 

夜間の病院の受診は迷います、大したことなかったら他の患者さんに申し訳ないですし、正直恥ずかしいという気持ちもあります。非常識だと思われたくない、大袈裟だと思われたくない、そんな気持ちもあります。

 

しかし一番大事なのは我が子の命なんですよね。

 

手遅れになってからでは遅いですから。この子の命を守れるのは私たちだけ。

 

夜間の病院受診は迷いますが、「もしかして?」と思えるように日頃から子供の病気についての書籍を読むなど、子供の病気に関する情報を積極的に収集すること、また、ママ友同士の情報交換は大事だなと思いました。

 

そして#8000の存在は大変ありがたいものです。(最初繋がらなかったけど)まずは#8000に電話!そして必要だと判断したら迷わず、勇気を出して夜間病院を受診しようと思います。