【子育て中は夫婦喧嘩ばかり】言葉選びで夫が変わる!円満育児のために心がけていること4つ
息子が1歳を迎えました。私も母親1歳となりました。一生懸命すぎて新生児を可愛いと思う暇もなかったあの頃。常にイライラしていたあの頃。夫と毎日のようにケンカしていたあの頃。そしてすっかり可愛げを失ってしまった今の私・・・。
そんな私が夫婦関係を建て直すべく心がけていることをまとめてみました。
どちらが大変か論はいったん捨てる
「どちらが大変か」という問題は、重要ではないのでいったん捨てます。
正直産後の生活が大変すぎて、妻の本音としては
「あんたはいいじゃん、1週間働いたら休みがあるんだから!睡眠時間がとれるんだから!座ってご飯食べる時間があるんだから!私のほうがよっぽど大変だわ!!」
・・・・です(笑)
この言葉をそのままぶつけてやりたい気分になることもしょっちゅうですが、この言葉をぶつけられても「そうだな、俺よりお前のほうが大変だな。よし、寝かしつけ代わるからゆっくり休んでよ」とはならないと思うんです。
職場でトラブルに巻き込まれて疲れた、ミスをしてしまって落ち込んだ、家に帰って何も考えずに泥のように眠りたい・・・そういうこともありますよね。私にもありました。
そんなときに妻にまでガミガミ言われたらまぁ、逃げたくなる気持ちもわかります。
しかし、あなたも疲れているから私のことは気にしないでゆっくりしてね。
といえるほど菩薩ではありません。無理です。やっぱり、こっちが自分の時間が取れなくてイライラしているときにソファーでごろんと転がってゲームしている姿には憎しみすら覚えます。疲れているのはわかるけど・・・やはり夫には家事育児に協力してほしいですよね。
「手伝おう」と思える環境を作る
「手伝うってなんなんだよ。子育ては私の仕事か!違うだろ、二人の仕事だろ!」
・・・と思っちゃいますよね。でも今は「夫と一緒に円満に子育てすること」を目標にしているのでこの問題もいったん捨てます!
手伝うってなんだよ!といえば、夫は余計手伝ってくれなくなるのです。
やはり日中仕事に出ている夫と一日中子供と接している母親では場数が違いますからスキルの差が出るのは仕方がないですよね。
日々レベルアップしているママから見たら、パパの段取りの悪さだったり、要領の悪さだったりにヤキモキするときもあります。
うちの夫は口出しされたり指示されるのをとても嫌う人なので、口出しはしません。失敗しても見守ります。
口出しすると「じゃあお前がやればいいじゃん!」となってしまうので・・・。失敗したら「そうなるよね。私もやったことある。こうしたら良くなったんだよ」と説明すれば機嫌を損ねることはありませんでした。
数を重ねていけば要領よく出来るようになります。誰でもそうです。ママは逃げずにずーっとやってきたから出来るようになったんです。
だからパパにも逃げずに頑張ってほしい。そして、ママにはパパを追い詰めないように優しく見守る忍耐が必要なのかもしれません。
苦労話を押し付けない
私が昼食を作っている間に息子がぐずり始めました。いつものようにソファーでゲームをしている夫に「息子を抱っこしてあげて!」とお願いしました。
1才になる息子は身体もずいぶん大きくなりましたしパワーも中々のもの。大人しく抱っこされるときばかりでは無くなってきました。釣り上げた魚のようにビチビチとのけぞって泣いている息子に夫も四苦八苦。
この時の私の気持ちは「ねっ。大変でしょ!これが一日ずーっとなんだよ!わかる?ずーっと!!大変なの!毎日本当に大変なの!!!」です。
何度か口に出していったこともありますが、私の期待した反応とは違っていました。
この言葉には「私の苦労をわかってほしい」という気持ちが隠されています。
しかし、私の苦労を主張すると同時に、 「あなたと違って私は大変なの」という、夫の努力の否定とも取れる言葉でした。毎日仕事を頑張っている夫の努力はまったく無視し、私の苦労を押し付けている言葉です。
それに気づき、このように言い換えてみました。
「お休みの日はパパがいてくれてホント助かる。私一人の時は、こんな感じでずーっとぐずるから本当に大変なの。イライラするし家事進まないんだよね」
すると夫はちょっと照れたように「ふーんそうなんだ・・。お母さんの言うことをきかないとダメでしゅよ~」と暴れる息子相手にご機嫌にあやしはじめました。
この態度の変化には驚き。言葉は伝え方次第で受け取り方が全く変わるんですね。
夫の味方になる
夫に息子の寝かしつけを任せて私はお風呂に入っていました。しかし・・・風呂に入っていても聞こえる息子の泣き声。泣き止みません。夫は何をしているのか?寝かしつけしてくれてるんじゃなかったの?不安に思い、ささっと洗って風呂から上がるとどうでしょう。
夫は泣いてる息子を放っておいて仏頂面でスマホを眺めていました。
「え・・何してるの?」
「だって泣き止まないから」
「はぁああ?泣き止まないからじゃないわ!そんなのしょっちゅうだわ!何諦めてるんだ!!泣いても抱っこするんだよ!!!!!私はそれを毎日やってんだよ!!!!!」
です。内心は。
でも、ふと思いました。抱っこしても抱っこしても泣きやまなくて、ミルクでもオムツでもなくて、「じゃあどうして欲しいんだよ!泣きたいのはこっちだわ!」って思うことあったな・・・。今の夫はあの時の私と同じ気持ちでイライラしているのではないか?
「わかる・・・。寝てくれないとめっちゃイライラするよね」
責められると構えていた夫の表情が和らぎました。
赤ちゃんの泣き声って一対一で向き合っていると本当に心を病みそうなくらいしんどいときありますよね。しかし不思議なことに二人で共有するとすごく軽く感じます。
「どっちがするか」という泣き声の押し付けだった重い空気が、苦労を分かち合うことで軽くなりました。
まぁ、一日たった20~30分のギャン泣きぐらい頑張ってよ、という気持ちが無くはないです。そこをグッと堪えて・・。イライラしながら「もういい!私がする!」と言ってしまうより、不思議と満たされた気持ちになりました。
それでも苛立ちMAXのときは無理
自分の苛立つ気持ちを抑えて相手の立場になって考えるというのはものすごく力が要ります。子供のぐずり声を聞いているだけで冷静な思考はほぼ不可能になります。
なので、苛立ちMAXな時は無理です。
そして睡眠不足の時も無理!私は1才前になってやっと心に余裕が出来るようになってきました。
ここに記載したことはすべて私の精神がベストコンディションのときにのみ実行されます。イライラしてるときはやっぱり「お前ふざけんな!」って思ってますし、言葉に出ちゃうこともあります。
でも時々でもこういった言葉があった方がすれ違いが最小限に抑えられるかな・・と思っています。苛立ちが収まった後はなるべくごめんなさいを伝えるように心がけています。
二人しかいない育児で夫を敵にしても損するだけ
ママは毎日の生活が一変してしまって、戸惑っているんです。そして冷静さを失うくらい疲れているんです。この気持ちを共有し合えるママ友に愚痴を聞いてもらって何とか毎日を乗り越えていますが、一番わかってほしいのは側にいるパパなんですよね。
育児の苦労は今まで経験してきた「苦労」とは全然違うタイプの大変さです。だからつい「私のほうが大変。あなたはこんな苦労したことないくせに」という考え方になってしまいます。
本当はこの苦労を、悩みを、夫と共有したいんです。 本当は夫と敵対したいわけではないんです。
こんなに大変な様子を目の前で見てて、助けてあげようって思わないの!?私と子供のこと大切に思ってるの!?って思っちゃうんですよ。それが夫からみたら触ると攻撃する恐ろしい獣のように見えていたのかもしれません。
相手を変えることは難しい。けれどこちらが態度を変えれば、相手も変わることってありますよね。
結局思いやりが一番大切ということでしょうか。大変な育児を二人で分かち合えるように、分かち合いたいと思えるようになればいいなと思っています。
・・・何度も言うようになかなか難しいですけどね。